自宅教室に訪れる人の目的とは何なのでしょう?
プロとして起業したい人や、協会認定の資格をほしい人の多くは、数十万円の授業料や時間と交通費をかけても、専門学校や大手のスクールの本校に通う人がたくさんいるでしょう。そこには個人の自宅教室には太刀打ちできない充実した設備や豊富な情報があり、講師陣にも著名な先生方が名前を連ねていたりします。
今、このブログを読んでくださっているあなたも、教室を開きたいという志をお持ちなら、かつては、その道では草分け的な有名校に通われたのではないでしょうか?
一般に大手スクールは、実益のためにプロとして腕を磨きたい人たちが多く集う場といえます。
平日に自転車でいける教室だからこそ
では平日に主婦Aさんが自転車で10分程のBさんの自宅の教室に、土曜には会社員のMさんが徒歩でCさんの教室に通う目的は何なのでしょう?
それはスクールのように資格や指導力を身につけるのではなく、自分の好きなことをしたい、以前からやってみたかったことを体験したいという、シンプルな思いに尽きるのではないでしょうか。
みな口には出さずともいろいろあるのが人生
みな普段は忙しく、いろいろなこともあるのが人生。仕事、家庭生活、子育て、介護など、大変なこと、人には話せない悩みや問題を誰もが抱えているものです。
だからこそ、このひと時は好きなことをして、夢中になって楽しみ、癒される時間がほしいと、私自身も思います。自分のためだけに時間を使って充実感を味わいたい。体を動かしてストレスを発散したり、ほっとできる時間がほしいと思います。ましてそれが近くにあり、リーズナブルにマイペースに学べるなら、なおのこと嬉しい!
そんなとき近所の教室に行ってみようかなと思うのは自然な流れではないでしょうか。
自分の癒しや楽しみのため ここがスクールとの分かれ道
自分の癒しや楽しみのために時間を過ごしたい方が、プロの開業をめざす方や、資格試験を受験するために通う方に交じって専門スクールに通ったとしても、モチベーションが違うのでどこか場違いな感じがしてしまうのは明らかですね。
つまり!
それこそが自宅教室とスクールとの差別化のポイントです。
プロになって生計を立てたい、というものとは違う、欲しいのは、
●癒し
●出来上がった喜び
●自分のスキルが向上する充実感
●私のためだけに時間を使えるご褒美感
それらを提供できるのが自宅教室と言えるのではないでしょうか。
近い、リーズナブル、その上自分と相性の合う先生がいる教室ならぜひ通いたい! という気持ちになるのも、うなずけますね。
中には、協会の傘下で資格認定を出せることを謳う自宅教室もあるでしょう。ただそればかりを、セールスポイントにして主張しても、生徒さんは集まりません。資格を出せることはプラスの要素のひとつと考え、磨きをかけるべきは自宅教室ならではの内容そのもの。スクールにはない自宅教室のニーズに注目すべきです。