ネット環境はみな同じではないことを知っておこう
先日、私が代表理事をしている花インテリア協会の先生方とzoomをつかってオンライン会議を開催しました。 (花インテリア協会はフリーで頑張る先生たちが自由に集い 情報交換しながら、自分らしくフラワーアレンジの普及をめざす団体です。) 今回はトライアルの会議でzoomをみんなで体験してみました。
そこで感じたのは、画像や音声がまちまちである現実です。うっかり同時に話すと誰がなんといっているのか、ほとんど雑音になってしまいます。見え方もクリアな方もいれば、コマ送りのように見えるかたもいらっしゃいました。
ハンドメイドの双方向のレッスンは難しい
各自のネット環境がバラバラ、持っているパソコンやスマホの機能、wifiの状態が違うので当たり前ですが、ではこの状態で、教室と同じレッスンができるのか?と考えたとき、私はむずかしいなぁと感じました。ハーバリウムのような工程がそれほど複雑ではないものなら可能です。可能というのは生徒さんに満足していただくことが可能という意味です。
通常2時間かかるレッスンを、 オンラインで先生が自分の手てつくりながら、実況中継したとして、それがレッスンの全てだとしたら、生徒さんにとってもよく聞こえない、よく見えないではすまされません。
また先に完成した生徒さんは 画面の前で待っていなければなりません。自分のペースでたのしめるのが、通信講座のメリットなのに、オンラインにすることで、かえって不自由が生じています。
オンラインのレッスンはどう使うといいのか?
結論からいいますと、オンラインレッスンは、先生の発言がメインで進むセミナーなど同時にみんなで共有できる類のものか、ハンドメイドであれば、マンツーマンなど、プライベートレッスンで かつ手元をみせあえばわかる ごくごく簡単な工程ですむ制作物に限られるということです。
それ以外のものでは参加者全員に快適で満足していただけるものをお届けするというのは、とても厳しいと感じているが現状です。
オンラインレッスンは通信講座の補足がおすすめ
そこでおすすめは、教室2時間のレッスンなら最初から手順をコンパクトに動画か、画像でつくって配信するほうが断然スムーズです。これなら、だれにとっても無駄はありません。そして公平です。
オンラインレッスンは、きめた時間日時に、先生との質疑質問、あるいは他の生徒さんとの交流、作品を見せあうなど、プラスアルファで利用するのがおすすめです。
アトリエレモンリーフはその方式に決定しました。単発参加もOKですので、ぜひ、参考になさってみてくださいね アトリエレモンリーフ1DAYレッスン 通信講座あり(オンラインレッスン付)
ピンチをチャンスにしよう!
コロナはまったくやっかいで、一日も早く収束してほしいものですが、世の中で起こることには、どんなことにも、良い面とそうでない面があります。
光があれば影もできます。ネットは検索につかうか、HPやSNSで発信ツールでした。しかし今回のことで オンラインを体験して、文字だけの世界にはなかった人のぬくもりの感覚を得たひとは少なくないはずです。
ネットで相手の笑顔や、声や視線が、こんなにもしっかりつたわる体験ができるなんて、それが一般人である私のところまで、来たのがすごいことだと思うのです。
オンライン飲み会なんて、冗談みたいですが、アナログの一般社会が、0と1のデジタル社会と融合した瞬間だと思います。SNSの一方通行ではなく、はじめて共有の血が通った時間だったように思います。
おそらく、これが5Gになったらもっとスムーズでしょう。まだまだ可能性のある世界がまってます。私たちお花教室も 起こることにあれこれ対応しながら、新しい時代に導かれているのかもしれません。
みなさんの教室運営に役立てて、いただけたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。!(^^)!
アトリエレモンリーフ影山