協会所属の先生かフリーの先生か  その2

こんにちは 今日もブログにおとずれてくださりありがとうございます。

さて、以前、、都内の大手卸花材店で「教室で人気の7つのアレンジスタイル」と「自宅教室の開き方」をテーマにセミナーを3日間、開催させていただいたときのことです。

そこは卸業者なので、お店に出入りするのは専門業者や、取引条件を満たした教室の先生方ばかりです。大手協会メンバーや、お免状もお持ちの方もいらっしゃいます。ところが「自宅教室の開き方」のセミナーは予想以上に大盛況。たくさんの方にご参加いただき、なんと初日から連日お立見までいただき、用意していた資料もあわててコピー。当初はテーブルを置いていたのですが、最終回ではテーブルをすべて撤去し、椅子だけにしてもお部屋に入りきれないほどでした。中には3回とも全部出席くださった方もおられました。

プロもアマチュアも心配事は同じ

これはどういうことかというと、みなさん資格や技術を身につけていても、どんな大手協会がバックにあっても、自分の教室運営は自分でするより外なく、みなその方法を求めているという現実です。

いかに普段から教室の拡大、充実のことを熱心に考えておられるか、生徒さんのニーズは何? どう見せたら? こんなときはどうすれば? フリーでの運営について聞きたい、知りたいと思っておられるか、ご自身の教室への愛情と強い熱意が伝わってくる出来事でした。

協会や本部はホームページやチラシのヘルプはしても、その生徒さんが活動する地元へのアプローチ方法や狭い空間での教室の盛り上げ方、作品の見せ方、家族とのメンタル面まで細かい指導はしないケースが一般的です。

それを裏付けるように、セミナーで多かったご相談はまさに現場の集客や対人関係にからむ料金設定でした (料金設定の話はセミナーや著書をご覧ください、ブログではまた別の機会しますね。)

協会に所属していても、最終アプローチは自分

本来なら、自宅教室を開きたいと思ったとき、協会やスクールが頼りになるといいのですが、現実はうまくかみ合いません。スクールにとってはあなたがお客様。その先のあなたの生徒さんになる人にまではアプローチはしてくれません。

都心のスクール・協会と、生活圏の自宅教室とでは運営基盤が違います。業界は同じであっても、立ち位置が違うのです。いらっしゃる生徒さんも、楽しみか資格かの目的によって、使い分けています(ここを把握しておくことで、スクールとの差別化が実現できます。いずれにしても自宅教室の運営は、大手のスクール協会に所属している方も、独学ではじめたフリーの方も、自宅教室という運営面では誰もが同じ土俵なのだということです

ではそれを踏まえて、両者のスタイルの違いを見ていきましょう。

協会所属の先生のメリット・デメリット

先生にはフリーで活動する方と、大きな協会などの傘下の教室で認定校として活動する方がいます。一般に傘下教室としてフランチャイズ展開すれば、メンバーとしての義務もあります。毎年の会員の更新料が必要だったり、材料は協会を通じての購入が指定されているとか、レッスンのカリキュラムは独自に変更してはならないとか、自分の生徒さんのレッスン料にも協会のコミッションがオンされたり、展示会のたびに招集があり、参加すれば出展料もかさみます。専門誌への作品の掲載も可能と謳っていても、掲載にあたってはページや割り振りの大きさで数万円~数十万円が必要だったりします。

その反面、バックボーンがしっかりしているので、手厚くフォローしてもらえるのはとても心強いことです。新しい業界情報は黙っていてもメールや冊子で送ってくるところもありますし、一人では体験できないような百貨店や海外のイベントにも参加できたりします。仕事面でもテーマパークの装飾や美術館など、個人では声がかからないような仕事も協会や団体の傘下にいれば舞い込むこともあります。生徒募集についてもチラシまで作ってくれるところもあり、プロモーションもホームページの制作を請け負ってくれたり楽々です。知名度のある協会なら、生徒さんも入会の目安となるでしょう。

フリーの先生のメリット・デメリット

一方、フリーで活動する先生は最初から一人です。営業のコネもノウハウもなく、何にも頼らずに一から自宅教室を運営するというのは相当のエネルギーが必要です。でも、それに挑戦するガッツと意欲のある人が運営するのですから、その人柄と個性は突出しており人気を呼び、大繁盛するというケースが少なくありません。

ただ個人の力で規模の大きいイベントを開催するのは、会場費の面で厳しい側面もあります。そのため同じ業種の先生に呼びかけてタッグを組んだり、様々なアートの先生とコラボをするなど、自ら企画立案する力も求められます。業界情報も自分から求めなければ入ってこないので、足繁く卸や問屋さんに通い、ネットや業界情報に敏感になっていることが必要です。

フリーの最大の魅力は協会に中間マージンを一切支払わなくていいこと。そして、前例にとらわれない自由な環境です。自分のイベントに、協会の同僚や先輩を誘うべきか? と義理に悩むこともなく、どこに所属している先生であろうと、遠慮なく習うことができます。フリーの先生は形式に気を遣ったり、時間を取られることなく、のびのび仕事ができる。これこそ最大の利点といえるでしょう。また協会に支払うはずのマージンがないので、その分を自分の勉強にあてたり、生徒さんに還元することも可能です。フランチャイズ教室では、手のひらサイズのアレンジが5、000円。でも、フリーの自宅教室なら5、000円もあれば2作品作れてしまうということも十分ありえます。

魅力を整理しますと、以下のようになります。

●フリーの教室は一人の大変さもあるが、個性を発揮でき、束縛されない環境を持ち、リーズナブルな料金設定が可能。

●フランチャイズは協会への出費や制約があっても、細かいフォローがあり、個人ではできない企画や体験・参加ができるなど。

どちらも良い点とそうでない点がありますので、ご自身の判断で選びましょう。

フランチャイズスクールは、同じ最寄駅であっても、いくつでも認定校を出します。問題にはしません。スクールにとっては収入源となる教室の数と、生徒さん獲得の間口の広さが最優先。バックアップや御膳立てはしますが、「担当エリアは分けません。近隣の教室同士で生徒さん確保で競合したとしても、それは各自の采配ですよ」と言っていることになりますね。

最終的には作品と先生にかかっている

最終的にどちらがあなたの教室に生徒さんが集まるか、長く続く教室かという点については、先述のとおり両者とも全く同じ土俵です。フリーの先生も、フランチャイズの先生も、ご本人の人柄とレッスン内容(作品)にかかっていることは言うでもありません。そのお人柄の伝え方、作品の見せ方が大切なのです。

詳細はぜひ最新版の著書をご覧になってくださいね。セミナーへのご参加もお待ちしております。

そして、最もNGなのが、両方のスタイルをとることです。人は腹をくくってこそ、行動にスピードと決定力が備わります。人柄に魅力も生まれます。フランチャイズで周辺エリアではトップ校をめざすのも立派なビジネスモデルです。あるいはフリーで自分のオリジナルの作風を追求していくアーティスト優先の暮らしも素敵です。さぁあなたはどちらにしますか?

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