その教室が選ばれる理由
ハンドメイド教室の先生なら誰もが思います。大好きな分野を極めて、それを人に伝え、指導する。喜んでもらい、役に立てるとしたら、それは本当に嬉しく素敵なこと! と。
同時に生徒さんも思います。大好きなアートを楽しく習い、作って家に飾れるとしたら本当に嬉しく素敵! と。そんなふたりの希望と思いが合致すれば素敵な時間を過ごせるはずです。ところが……誰とでもそれが叶うか? と
いうと、そうではないのです。
習うとは相手の人柄をうけとること
なぜかというと、人に習うということは生徒さんと先生の好みも相性もあるからです。習うとは「先生の人柄も受け取る」ことに外なりません。当然人間同士、好き嫌いや、合う合わないがあります。例えば「2+3=5」。この文章を見ただけでは、誰もが同じ印象、同じ答えですね。でもそれをあなたが小学生でA先生とB先生に習うとしましょう。A先生は全員の分のおはじきを持参して、一人ひとりの机で説明し、B先生はプロジェクターを用いて、人気キャラクターを使って説明する。両者とも答えは、「2+3=5」に行きつくのですが、どちらの先生に習う? と聞かれたら、おそらくあなたは無意識にもう答えを出しているはずです。
人柄がダイレクトにでる教え方の違い
自分が好きなタイプ、自分に合うやり方の先生を選ぶでしょう。習う時間は先生との時間であることを、自ずと心得ているからです。例え短い時間でもそこには、人同士のお付き合いがあるのです。
「2+3=5」という答えだけならば、ネット画面でも電卓でも得ることはできます。正解そのものには、好みも何もありません。でも「人に習う」となると、意識せずとも先生の人柄が気になってしまうのが人の性分です。
まさに自宅教室を開く「ヒント」としてお伝えしたいのは、この「習う」=「人柄を受け取る」という点です。今ここまでお読みいただいたあなたは、それでは性格も変えなければいけないの? と不安になったかもしれませんね。そうではありません。
自分は変えなくていい
大事なのは、人柄を直しましょうということではなく、あなたらしい人柄が伝わるようにしましょう、ということなのです。
ありのままのあなたのファンになってくれる生徒さんが必ずいます。
努力すべきはそういう生徒さんと出会える努力です。でもそのときに、あなたの人柄が正しく伝わっていなければ、相手にはわかりません。出会いは成立しないのです。
あなたの人柄や自分らしさが伝わる努力をしていますか?
あなたの個性を発信できていますか?
それを好んでくださる生徒さんに出会える工夫をしていますか?
指導や作品面を通じてあなたらしさを表現していますか?
教室運営が成り立つためには以上の点がとても大切。自分を相手に合わせるのではなく、自分と合う人とどんどん出会うこと。探すこと。波長の合う生徒さんを大切にすること。そのほうが効率的で両者ともに楽しくて賢明。相性が合うので、お付き合いも長く続きます。
万人受けするために自分を変えようなどと思う必要は一切ありません。それはかえって没個性になり、本人も苦しくなるだけでしょう。決して良い成果は生まれません。あなたはあなたしかいないから、大きな価値があるのです。
ぜひとも自信を持ちましょう!
自分らしさが伝わる努力をする
あなたらしさを伝える集客方法については、セミナーなどでご紹介しています。あなたの個性を好んでくれるたくさんの人との出会いこそ、ハンドメイド教室の先生の幸せであるように思います。 個性というベースをしっかり作りながら、あなただからこそできる、自分にしかできない教室を開きましょう!
伝わればファンができる
あなたのテイストが好きな人にはたまらない! そんな教室になることが大切です。自分らしさが発揮されるとき、個性は多くの人の心に届き、出会 いを育んでくれます。さぁ自宅教室への一歩を踏み出しましょう!